夫は病気になったのは残念なことでしたが、本当の自分がおもてに現れたという感じで全く別人になってしまいました。ことばも本当のことしか言いません。要求もはっきりとしていました。これが本当の夫なら、社会で生きるのはたいへんだったろうし、ありのまま生きたら病気にはならなかったのかもと感じました。
高麗さんは何度も何度も、すばらしい花豆を煮てくださいました。食欲がないときも夫はこのお豆だけはいただき、なくなる前最後に口にしたのも、このお豆でした。そして、アンドロメダエチオピアコーヒーはずっと、毎日飲んでいました。末期がんでありながら医師も驚くほど良い状態を保ち、なくなる直前まで食事をしていました。光り輝く花豆、アンドロメダエチオピアコーヒーの湯気と、、、夫とすごす食事の時間はたいへんゆたかで幸せなときでした。あるとき、電話で斎藤忠光(いだきしん)さんと話していたとき、夫は、「ほんとうにおいしいものを食べるのは、よいものですね。」と言っていました。
また、私も24時間介護の日々のなかでは、体力の限界を感じること、気持ちが落ち込むことも多々ありました。朝一番に入れるアンドロメダ、疲れたときにおいしいお菓子とアンドロメダ、折々の一杯のコーヒーにより、あたまも身体もすっきりし、ちからがよみがえり、元気になれました。ほんとうに私自身が助けられました。